海の翼

今上映中の話題作「海難1890」。あれから125年が経ちました。トルコの恩返しというこの美談はこれからも長く語り継がれることでしょう。あの事故から95年後の1985年、イランイラク戦争が勃発し、フセイン大統領の48時間後の無差別攻撃宣言に世界中が驚愕しました。日本政府ならびに民間航空会社は我が同朋を見捨てたと言われても仕方がなく、これに応じてくれたのはトルコ政府だったのです。中曽根首相も忸怩たる思いであったと察せられますが、誰が責任を取るのかと問われれば、日本において誰も責任を取る勇気も覚悟もなかったのでした。その点、明治の偉人達は肝が座っていましたね。立場が逆であったら、果たして日本人としてこうした恩を返そうという気になるでしょうか、そもそもそんな過去の出来事を語り継ぐなんてしないのではないでしょうか。それでも危険を顧みず救出した先人たちに思いを馳せ、これからの日本人らしさをPRしていきましょう。